Mini-Z AWD ノーマルセッティングから再構築
やっと定常円旋回が安定してきました。
パーツ変更での走りの違いも以前よりはわかる。「自分の走りに本当に必要なパーツは何なのか?」・・・まぁ面倒くさいことに、イチから作り直したくなっちゃったんですねw
で、モーター以外の全てのセッティングをノーマルに戻し、最初からセッティングをやり直すことにしました!
「パーツをひとつだけ交換してテスト」という作業を繰り返したいと思います。
ミニッツ AWD TOYOTA セリカ WRC 1993 を使用中
僕のマシンは ミニッツ AWD レディセット の「セリカ WRC 1993」
レディセットは「ボディが違うだけで中身は一緒」ではありません。なので、まずノーマルのセッティングを記載。
フロント | リヤ | |
---|---|---|
スプリング | ミディアム | ミディアム |
キャンバー角 | 0° | 0° |
トー角 | 不明 | 不明 |
デフ | ギヤデフ | ギヤデフ |
タイヤ | ドリフト | ドリフト |
ホイール | ナロー | ワイド |
オフセット | +2.5 | ±0 |
トレッド幅 | 61.5mm | 59mm |
セリカの特徴としてはフロントのオフセットが+2.5でリヤホイールがワイド。
その結果としてフロントのトレッド幅がワイドとなり若干、安定性に振ったセッティングとなっている模様。まぁ理論的な話はよくわからないので、実際に体感して「自分好み」を探したいと思います。
テスト走行条件
モーターはパワーがあったほうが変化がわかりやすいのでVモーターを使用。同じ理由で変化のわかりやすいフローリングでテスト走行を行います。なお今回の一連のテスト走行では素の状態での動きを重視するためボディを装着しません。
もう一度テスト走行の条件を整理。
- ミニッツAWDドリフト仕様
- Vモーターを使用
- 広さ約80cm×80cmのフローリングで定常円旋回
- ボディ未装着
- ステア角は最大
では実際に走ってみましょう。
ミニッツ AWD ノーマルセッティングでの走行レビュー
セッティングをノーマルに戻してすぐに「これは難しい」と感じました。
箱出し状態ってこんなに難しかった???とにかく走れるようにならないとテストできないので練習しました。かなりの時間を走行し慣れてきたところで定常円旋回が可能に。
総評としては「コントロールに神経を使うマシン」
とにかく限界が低い
Vモーターが影響しているかもしれませんが、限界が非常に低く少しアクセルを開けただけで簡単に限界に達しスピン状態となります。フロントもリヤも粘りがなくハンドル、スロットルともに恐る恐るの操作。特に旋回する円を大きくしたり小さくしたりする操作はかなり手こずりました。
もっとグリップを増やしコントロールする余裕が欲しいです。
コントロール性 | ★★★ |
楽しさ | ★★★ |
あまり良くないイメージを受けるノーマルセッティングですが、実はトレーニングモードにするとそこそこ走りやすくなります。「最初はトレーニングモードで練習してね」という事ですね。また通常のモードでもプロポでステア角を半分くらいにするとアクセルのコントロール幅が多くなり安定しやすくなります。
「ミニッツ AWD レディセット ノーマルセッティング 」での走行レビューは以上。これをベースにセッティングを変更していきます。
初走行レビューはこちら
ミニッツ AWD セッティングの変更
準備は完了しました。ここからは各パーツを個別に変更しマシンの挙動がどうなるのかを実際にテストしていきます。
目的は、理論にとらわれず「実際に自分が操縦しやすいマシン」を作ること。狭いスペースで気軽に「定常円旋回」「八の字走行」が出来るようになること。そのためのセッティング作っていきます。
「ドリフトでサーキットを速く走りたい」というのとはちょっと違うので注意。
テストはフローリングでの定常円旋回をベースに行います。項目は以下の通り。
テスト項目
各項目の詳細についてはそれぞれの記事で確認してください。
テスト完了。 基本的なセッティングの完成です。
テストが完了しました。えっ「重量バランスの調整」がまだだって?
そう「重量バランスの調整」は保留します。なぜならセッティングが決まらないから。セッティングをある程度出した状態でウエイトを使ったバランス調整をしようと思っていたのですが、肝心のセッテイングが決まりません。前回の重量バランス調整の記事はこちら。これをベースに貼って剥がしてを繰り返し、アナログ的にセッティングを出します。
定常円旋回専用マシンの出来上がり?
いまさらですが定常円旋回をメインとしたテストが失敗だったかもしれません。
いままでのテスト結果を踏まえてセッティングすると「定常円旋回が簡単にできる安定したマシン」が出来上がります。小さな円も大きな円も自由自在、しかもブレの少ない安定した走行が可能。
良いことのようで実は「安定しすぎ」でした。
定常円をやったら次は「八の字」が目指す場所。今回のテストで作ったセッティングでは安定しすぎて左右の切り返しが苦手なマシンになってしまいました。
定常円旋回専用?のセッティング
フロント | リヤ | |
---|---|---|
スプリング | ミディアムソフト | ミディアム |
キャンバー角 | 0° | 3° |
トー角 | 不明 | 不明 |
デフ | デフロック | ギヤデフ |
タイヤ | ドリフト | ドリフト |
ホイール | ナロー | ナロー |
オフセット | +0.5 | ±3.5 |
トレッド幅 | 59.5mm | 62.5mm |
といっても、無駄ではありません。テスト結果から出た「安定」を選択せず「少し不安定」なところをチョイス良いはずです。
定常円旋回も八の字も出来るセッティング
やっと定常円旋回と八の字の両方がそれなりに出来るセッティングができあがりました。現在のセッティングは以下のようになります。
現在のセッティング
フロント | リヤ | |
---|---|---|
スプリング | ミディアムソフト &ソフト | ミディアム |
キャンバー角 | 0° | 3° |
トー角 | 不明 | 不明 |
デフ | デフロック | デフロック |
タイヤ | ドリフト | ドリフト |
ホイール | ナロー | ナロー |
オフセット | +0.5 | ±3.5 |
トレッド幅 | 59.5mm | 62.5mm |
赤字の部分が前回より変更となっています。
左右の切り返しがやりやすくなるよう前後ともデフロックへ変更。フロントスプリングは左右の挙動をなるべく同じにするため右側を固めにしました。右がミディアムソフトで左がソフトです。ウェイトによる調整もあわせて行いマシン挙動の左右差は気にならないレベルまで改善されました。
MA-020 にオススメ
パーツを追加。セッティングに完成はない!?
上記までで基本的なセッティングは出来ましたが、さらなる改善を求めパーツを追加しています。
フロントワンウェイを導入
フロントワンウェイに変更するとサイドターンが簡単にできるようになります。「新しい操作方法が増えた!」そんな風に感じました。狭いスペースで自由自在に運転するには必須なパーツです。
詳しくは別記事をご覧ください。
DWS を導入
「そのうち DWS を導入するからリヤセクションはあまりいじりたくない」
宣言通り、DWS を導入しました。DWS にするとリヤ周りのセッティング幅が増えます。それよりなによりメチャカッコイイ。DWS オプションパーツも多数あるようなので DWS はちょっとした「沼」ですね。
DWSの導入と各セッティングについては別記事で紹介していますのでそちらをご覧ください。
つづく…?
また変更パーツがあり次第追記予定