ミニッツ AWDでグリップ走行できるのか?タイヤ交換でRWDと比較。
僕が購入したミニッツはAWD、タイヤはドリフトタイヤが装着されていました。
ドリフトタイヤは樹脂製で硬く、ドリフトするにはもってこいなツルツルと良く滑るタイヤです。このドリフトタイヤをグリップタイヤ(ゴム製)に変更したらどうなるのだろうか?
凄い速さでサーキットを走り回る RWD車両と同じようなグリップ走行ができるようになるのだろうか?
初心者ならではの素朴な疑問にチャレンジしてみました。
スピードに憧れて
ドリフトをするために「AWD」を選んだわけですが、なぜか一緒に走る人がみな「RWD」でグリップ走行。そのスピード差は歴然でマイカーは動くシケインと化してしまいます。
「抜かれるのにもテクニックが必要!」と強がって見たものの、
「ドリフトは楽しいけど、バトルもしたい!」
ツルツルと滑るドリフトタイヤからゴム製のグリップタイヤに変更すれば「RWD」たちと一緒にバトルを楽しむことができるのだろうか? 初心者すぎて全くどうすれば良いかわかりません。
- タイヤ変更して良いの?
- AWDにつくグリップタイヤはあるの?
- タイヤの組合わはどうすれば良い?
- RWDとAWD、同じグリップ走行での違いは?
ミニッツ TOYOTA セリカ GT-Four WRC 1993 のタイヤを選ぶ
というわけでグリップタイヤを装着してみました。
タイヤのサイズなどはお店の人からアドバイスを貰いチョイス。「TOYOTA セリカ GT-Four WRC 1993」の場合は、タイヤの幅がフロント/ナロー、リア/ワイドというサイズでした。サイズの他にコンパウンド(硬さ)があり、全くわからないのでお店の人が言うオススメを装着。「フロントが食いつき過ぎると転倒する」とのことでリヤと比較しフロントが硬めのタイヤとなっています。
今回装着したタイヤはフロントスリック40°/ リヤスリック20°となりました。
- フロント:スリックタイヤ40°(幅:ナロー)
- リア:スリックタイヤ20°(幅:ワイド)
さて、このセッティングでマシンの挙動はどうなるのか?
RWDとバトルを楽しむことができるのか?
ミニッツ AWD ドリフトタイヤからスリックタイヤに変更したインプレッション
全くどうなるのかわからないのでドキドキしながらグリップタイヤを装着しサーキットで走らせてみました。
結果、マシンの挙動は大きく変わり、簡単に言うと凄く速くなります。
- ストレートが速い
- コーナーを駆け抜ける爽快感アップ
- よく転がる(転倒)
ストレートスピードアップ
コーナーを抜け直線へ。
ドリフトタイヤ装着時は恐恐と開けていたアクセルですが、グリップタイヤではガバっと開けることができます。スピンはしません!
スピードもドリフトタイヤ装着時と比較して桁違いの速さです。
タイヤでここまで変わるのか!
と感動すら覚えます。
コーナーはドリフトとは違った楽しさ
コーナリングスピードも上がります。
ドリフトのような豪快さがなくなった代わりに、インをついて駆け抜ける爽快感がアップ!全体的にスピードが上がったため、操作はシビアになったように感じました。
転倒が増えたかも?
スピードが上がれば当然の事かもしれませんが転倒が増えたように感じます。
縁石に乗り上げると簡単に転倒。車高を落とすなどグリップ走行用のセッティングが必要になりそうです。
AWDとRWD グリップ走行の比較
比較対象は前回一緒に走ったクルマで、直線/コーナーともに圧倒的にスピード差があったマシン。ちなみにドライバーは二人とも初心者なので技術的には似たようなもののはずです。
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ドリフトタイヤからグリップタイヤへ変更することで AWD vs RWD のバトルは出来るようになるのか?
まずストレートスピード。コーナーの立ち上がりからすぐにアクセルを開けることができるようになったので、ほとんど同じような直線スピードとなりました。
次にコーナー。単純比較の難しいコーナーですが、特に大きな差はないように感じました。走行ラインの違いがあったけど、それが駆動特性(AWD/RWD)によるものなのかは不明。
つまり、タイヤを交換すれば AWD と RWD でバトルを楽しむことができる。実際にこの日は抜きつ抜かれつのバトルが続きました。
あとがき
この記事は、あくまで初心者が友達同士で走らせて遊ぶのを前提にした話です。
実際にサーキットで知らない人と混走する、またはレースになると話は変わってくると思います。僕の通っているサーキットではマシンスペックなどに関わらず走行が可能。たまにミニッツじゃないマシンもw
「RWD」ではなくて「AWD」でも十分にグリップ走行が出来ることがわかりました。
ドリフト走行もグリップ走行も違う楽しさがあります。どちらで走らせるか迷ってしまいますね。