ミニッツ AWD ノーマルセッティングでギヤ比のみ変更
ノーマルセッティングで1ヶ所だけ変更するこの企画。第6回目となる今回は『ギヤ比の変更』
その他の変更、まとめについては「ノーマルセッティングから再構築」をご覧ください。
「ギヤ比の変更」ということで今回はあまり気が乗りません。
ノーマルセッティングではギヤ比が一番低い状態で、それがドリフト仕様には良いと思っているからです。
でも、まぁ物は試しでテストしてみましょう。
Mini-Z AWD ギヤ比について
前述どおりノーマルでのギヤ比は一番ローギヤな[ 7.23:1 ]となっています。ギヤの組み合わせでいうと ピニオンギヤ15T、スパーギヤ31T です。
ミニッツ AWD レディセットで選べるギヤ比は7種類。
最高速仕様にするとモーターを変える以上の効果がある重要なセッティング。しかしドリフト仕様ではとにかく低回転域が大事。ローギヤ以外に選択肢がないように思えますが…さてどうでしょうか?
ピニオンギヤ | スパーギヤ | モーター マウント | ギヤ比 |
---|---|---|---|
15T | 31T | 1(A/B) | 7.23:1 |
17T | 31T | 2(A/B) | 6.38:1 |
17T | 29T | 1(A/B) | 5.97:1 |
19T | 31T | 3(A/B) | 5.71:1 |
19T | 29T | 2(A/B) | 5.34:1 |
19T | 27T | 1(A/B) | 4.97:1 |
21T | 27T | 2(A/B) | 4.50:1 |
赤字の部分(3種類)を実際に走らせて比較してみます。
比較方法は定常円旋回がメイン。テスト条件の詳細は以下の通りです。
- ミニッツAWDドリフト仕様
- Vモーターを使用
- 広さ約80cm×80cmのフローリングで定常円旋回
- ボディ未装着
- ステア角は最大
ミニッツ AWD ノーマルセッティングでギヤ比のみ変更
ピニオンギヤ交換を少しでも楽にするため、今回のテストは全てモーターマウント1を使用するセッティングにしました。
ギヤ比7.23:1( ピニオンギヤ15T / スパーギヤ31T )
ノーマルのギヤ比でそれ以外も全体的にノーマルのセッティング。定常円旋回ではクルクル回りすぎてしまう仕様でした。このセッティングを基本にして比較します。
コントロール性 | ★★★ |
楽しさ | ★★★ |
ギヤ比5.97:1( ピニオンギヤ17T / スパーギヤ29T )
選べるセッティングの中では真ん中より少し低いギヤ比の7.23:1。旋回時のコントロールに変化は感じられませんでした。厳密には違うはずですが僕の腕では違いはわかりません。小さな旋回のみでのテストなのでわかりにくいのかもしれませんね。
コントロール性 | ★★★ |
楽しさ | ★★★ |
ギヤ比4.97:1( ピニオンギヤ19T / スパーギヤ27T )
二番目に高いギヤ比4.97:1です。直線ではかなりのスピードが出るようになっているはずですが旋回のみのテストでは最高速を感じることはできません。高速よりになるので低速時の挙動はにぶくなりスピンは抑えられコントロールしやすくなります。
コントロール性 | ★★★★ |
楽しさ | ★★★ |
以上、定常円旋回によるノーマルセッティングでのギヤ比の比較でした。
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ギヤ比の比較 まとめ
「反応が良すぎてコントールが難しい」という場合はギヤ比を上げて敢えて鈍くするのもありかと思います。少し上げた程度では違いが感じられなかったのは意外でした。
ただしギヤ比で対応する前にやるべきセッティングが多くあると思います。ドリフト走行の場合はあまり優先順位の高いセッティングとは言えないでしょう。最終的な味付けとして変更を行うこととします。