Mini-Z AWD DWS のセッティング「ダウンストップ」を検証する
ミニッツ レディセット(MA-020)に DWSを装着。セッティングの幅が広がったので各部をテストしていきます。DWS の導入、「ダウンストップ」以外のセッティングについては「ミニッツAWD(MA-020) に DWS を導入」をご覧ください。
今回のセッティングは「ダウンストップ」
ダウンストップとはなにか?
残念ながら正確な意味はわかりません。ラジコン専門用語なのか一般の実車でも通じる単語なのかもわかりません。しかし実際にミニッツでテストして起きたことは以下の通りです。
- ダウンストップを増やす(イモネジの突出部分を減らす)→ サスペンションの可動域が広がりストローク量が増える。車高が高くなる。
- ダウンストップを減らす(イモネジの突出部分を増やす)→ サスペンションの可動域に制限されストローク量が減る。車高が低くなる。
※当記事では「2.6×3mmセットビス」を「イモネジ」と表記します。
ではそれが走行にどのような影響を与えるか見ていきましょう。
ダンストップの効果
ダウンストップの効果は説明書によると以下のようになります。狭いスペースで8の字走行をしたい私としてはダウンストップを減らす方向が良さそうです。
※「セットビスのA の長さ」はイモネジを締め込み飛び出た部分の長さになります。
ダウンストップ セットビスのAの長さ | 短い (ダウンストップを増やす) | 長い (ダウンストップを減らす) |
---|---|---|
グリップ | 高い | 低い |
切り返し | 遅い | 速い |
車高 | 高い | 低い |
なおテストはスプリングスペーサー(小)をセットして行います。スプリングスペーサーについては「DWSで車高をセッティングする」をご覧ください
ダウンストップでの変化と走行インプレション
実際に「セットビスのAの長さ」を最短と最長にして比較しました。テスト走行は狭いスペースでの定常円旋回や8の字走行、サイドターンなどです。路面はフローリングで滑りやすくなっています。
「セットビスのAの長さ」を最短
イモネジを緩めネジが飛び出ないようセッティングします。サスペンションのストローク量は最大になります。
もともと「セットビスのAの長さ」を説明書通り約0.5mmで組んでいたので違いを感じることができません。慣れてしまっているのでこれが普通の挙動であるように感じます。私の腕前では約0.5mmの違いは感じ取れないようですね。
というわけでとても操縦しやすく感じます。
「セットビスのAの長さ」を最長
イモネジを締めネジの突出が最大限になるようセッティングします。サスペンションはほとんど動かなくなります。サスの動きは制限され車高が低くなり非常に格好良いですw
ハンドルを切りアクセンオン。コマのようにクルッと回転。テールを振り回すという感覚はなく、その場で回ってしまいます。もう少し余裕が欲しいと思う挙動でした。
中間地点をテスト
狭いスペースでの走行ばかりしている私としては小回りが効けば効くほど良いのですが、コントロールする楽しみも欲しい。なので中間地点で設定を少しずつ変更してテストしました。
ところが私の腕前ではセッティングを大幅に変更しないと違いがわかりません。サスのストローク量と車高のバランス(見た目)で最終的に約1.2mm程度に落ち着きました。
「セットビスのAの長さ」や左右のバランスにこだわるなら正確に長さを測る必要があります。そんな人は「隙間ゲージ」を使用してみてはどうでしょうか。
あとがき
「ダウンストップ」は同じくDWSのセッティングのひとつである「車高」とあわせて調整したいと感じました。
ただ挙動に関しては私の「未熟な技術」と「限られた走行スペース」ということで細かな違いを感じることができず、違和感を感じない設定の中で「見た目」を重視したセッティングとなりました。
「ダウンストップ」に関しては、何か感じ取れるようになったら更新をしていきたいと思います。