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ミニッツAWD(MA-020) に DWS を導入

mini-z AWD DWS

DWSを導入しました。

DWSとは、ダブルウィッシュボーンサスペンションの略。リヤのサスペンションを実車でも高性能サスペンションの代名詞となっているダブルウィッシュボーンに変更することでどのような変化が起きるのでしょうか?

ミニッツ DWS
▲ 念願のDWSを購入

搭載したのは ミニッツAWD(MA-020)、いわゆるレディセットのミニッツです。

この記事について

DWS の組み立て

DWS パーツ
▲ 小さなパーツがいっぱい!

DWS はまず自分で組み立てする必要があります。

その組み立てはとても大変。パーツが非常に小さく、説明書は最低限、またパーツの精度も高いとは言えないので多少の加工が必要になる場面があります。もちろん個体差もあるだろうし、たまたまハズレを引いたのかもしれませんが・・・。

使用する工具は普段ミニッツで使用している「+ドライバー」とDWSに付属している「六角レンチ」。ピンを押し出すために極細の「−ドライバー」があると繰り返し作業に便利です。また正確に組み上げるなら「デジタルノギス」があったほうが良いでしょう。

私が購入した DWS は動きが渋すぎたのでヤスリで一部削りました。その他にトラブルもあったので少し紹介します。全ての DWS のキットに当てはまるわけではないと思いますが、これから DWS を購入する人の参考になれば幸いです。

組み立てのポイント

説明書をよく読む

説明書どおり組み立てればOKです。しかしネジなど分かりづらい部分も多く、パーツの判別もしづらい。説明書を先までよく読み、頭の中で組み立てシミュレーションをしてから望むのをオススメします。

私も一通り読んでから作業を始めましたが甘かったです。暗記するくらいしっかり読み込みましょう。

MA-020の標準サス
▲ 外して使うパーツもある

力加減に注意

樹脂製パーツにタッピングを使用するため穴がバカにならないよう注意。間違った組み立てを行うと取り返しのつかないことにもなりかねません。気をつけましょう。

「アッパーアームの動きが固い場合はボールエンドをラジオペンチで軽く潰す」とあったので実行したら、見事に割れましたw 力加減に注意!

割れたボールエンド
▲ 簡単に割れます

ちょっと加工

組み上がった DWS はどう贔屓目に見ても動きが渋い。何度も分解調整した結果ロアアームとハブキャリアの一部をヤスリで削ることに。削ると言っても本当に少しだけですが、動きが大きく変わります。

サスが軽く動かない、ギシギシしてる、といった場合はチェックしてみてください。

ロアアームを加工
▲ ヤスリがけ

パーツが足りない

パーツの入った袋を見たときから「落としたら無くなるな」と思っていました。なので物凄く慎重に作業をしていて、絶対に落としたりはしていません。

しかし、最終的に「皿ネジ」1本とダンパー取り付けの「ボールジョイント」1個が見つかりません。

パーツ自体はスペアパーツが販売されているので問題ありませんが、ちょっと納得いかないので京商さんに問い合わせを行う予定です。「購入店にお尋ねください」とか言われたら面倒なのでスペアを購入しようかと思います。

問い合わせの結果

京商のホームページから欠品パーツについて問い合わせを行った結果、足りなかったパーツを送っていただくこととなりました。手際よく手配をしていただきすぐにパーツを入手することができました。

こういったときはやっぱり公式サイトが頼りになります ⇒ 京商公式サイト

少々のトラブルはありつつ、これで DWS 完成!

DWS パーツが足りない
▲ いくら探してもない(泣)
パーツの保証 京商公式サイトで問い合わせ
▲ 無料にて保証していただきました

ミニッツ AWD (MA-0200) DWS のセッティング

DWS のセッティングは4ヶ所あります。

オプションパーツを使用することでより多彩なセッティングが可能になるようですが、当面はパーツを付け加えず標準仕様での DWS を試していきたいと思います。

フロントサスやギヤ比など DWS 以外のセッティングについては「ノーマルセッティングから再構築」をご覧ください。

setting 1「トー角度」

DWS トー角

DWSのセットにはトー角調整用のパーツが2種類同梱されています。

  • トー角3°(左1.5度+右1.5度)
  • トー角4°(左2度+右2度)
トー角3度4度
直進性能不安定安定
直進スピード高い遅い

パーツ変更による違いをほとんど感じ取ることができませんでしたが、フィーリングでトー角4度を選択しました。

setting 2「キャンバー角度」

DWS キャンバー角

アッパーロッドの長さを調整することでキャンバー角を変更することができます。

アッパーアーム短い長い
コーナリング中の
グリップ
高い低い

setting 3「ダウントップ」

DWS ダウンストップ

2.6×3mmセットビス(イモネジ)の締め具合によりコーナリング特性が変わります。

ダウンストップ
セットビスのAの長さ
短い
(ダウンストップ増)
長い
(ダウンストップ減)
グリップ高い低い
切り返し遅い速い
車高高い低い

現在は約1.2mmにセッティングしています。車高を大きく変更することも可能です。こだわり始めるとキリがなさそうなセッティングです。

setting 4「車高」

DWS 車高

DWSのセットには車高調整用のスペーサーが3枚(小/中/大)入っています。スペーサー無しの状態もあわせると4段階の調整ができることになります。

スペーサー少ない多い
車高低い高い
グリップ低い高い
姿勢安定不安定

4段階のセッティングをテストしました。現在はスプリングスペーサー(小)を使用しています。「車高」のテストについては別記事を参照してください。

あとがき

Mini-Z DWS ダブルウィッシュボーン
▲ ノーマルとは段違いのカッコよさ

DWS は組み立てが大変です。おそらくイチから組み立てることで構造を理解し、チューニングに役立ててもらうという意図があると思います。それにしても細かすぎるし失敗のリスクが高いと思います。個人的には半組み立てくらいはしてあっても良いのではないかなと思いました。

でも出来上がった(完成してないけどw) DWS の動きを見ると「カッコイイ!」の一言。セッティングの幅も大きくなり、楽しみも広がります。

AWD でのドリフト走行に必要なのかと言われれば「???」ですが、この見た目と動き、セッティング幅は非常に魅力的です。

\本体とスペアパーツを間違えないよう注意/

mini-z AWD DWS

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