ハイトルク型130モーターでクイックな切り返しを目指す
「もっともっとクイックに曲がりたい、切り替えしたい!」
そんな願いを叶えるため低回転で高トルクを発生する「ハイトルク型130モーター」を導入しました。ミニッツAWDに標準搭載されているモーターよりも低回転で高トルクを発生させる「ハイトルク型130モーター」を使えば、助走の足りない狭いスペースでも簡単に「八の字走行」ができてしまうのでは?
そんな都合の良いモーターが…ありました!
ミニッツ4×4の説明には以下のような説明があります。
…これまでのミニッツシリーズのモーターとは異なる低速域で力強い走りをもたらすミニッツ4×4専用スペックのハイトルク型130モーターを採用。…
これだ!
ミニッツ4×4のモーターをミニッツAWDに導入する
モーターのサイズは同じ130サイズなのでそのまま交換するだけ。
ただしモーターに付属している電子部品が邪魔になるのでグイッと折り曲げて使用。折れないよう慎重に作業しましょう。
※作業は自己責任でお願いします。
インプレッション
加速の変化は見た目では分かりません。実際に操作すると変化を感じることができました。
直線距離約80cmのスペースでブレーキングターンの往復走行でテスト。もともと使用していたVモーターでは1回目のターン後、加速が足りず2回めのターンが上手く決まりません。ハイトルク型モーターを使用すると2回めも3回めもターンが決まります。
短い距離でターンに十分な加速を得ることが出来ました。
注意!ハイトルク型モーターの問題点
と、ここまでは狙い通りで大成功のように感じますが欠点があり、ハイトルク型モーターは使用環境がかなり限定されるという結論に達しました。
問題点は、中速域で走行中にアクセルオンからテールを滑らそうとすると「パワーが足りない?」ためなのか曲がってくれないということ。定常円旋回でもアクセルを踏み込んで周回サイズを調整しようとしても反応してくれないことが多発。
どうも特性が低回転より過ぎるようです。
たたみ一畳程度のスペースで走らせる場合は、非常に快適です。しかしサーキットに持ち込むと曲がれず飛び出してしまうことが多くなります(中速域からアクセルオンしても滑り出さない)。もちろんしっかり減速してマシン特性に合わせた走りをすれば良いのですが、全体的に周回スピードは落ちることになります。(低回転型なので当然といえば当然ですが)
あとがき
ミニッツ4×4に標準で搭載されているハイトルク型130モーターは、低回転型のモーターでミニッツAWDの挙動を大きく変更することが出来ました。
狭いスペースでの走行には有効です。
しかしサーキットや例えばたたみ六畳程度のスペースでの走行には注意が必要です。
走るステージにあわせてのモーター交換を手間と感じない人、常に一畳程度のスペースでしか走らせない人、など使用する人や環境を選ぶモーターだと感じました。普通の人には必要ないと思いますがセッティングの一つとしてあっても面白いパーツです。